小規模養鶏のモデルとなる循環型農業を目指す!
〜 食べてわかる本物の卵 『日の出たまご』 〜

                                 静岡県三島市  有限会社アイシン産業
                                                 

                                  
鶏卵肉情報 2008.10月号より抜粋
 

≪ご紹介≫
養鶏をはじめ養豚、堆肥の販売、エコフィードの製造と幅広い取り組みを行っています。
中でも日の出の太陽『日の出たまご』は、箱根のミネラル分を豊富に含んだ赤土に坪当り16〜17羽と非常に薄い状態で平飼いされており、畜産用混合飼料BMエルドを使用していただいています。

  
 

   

【はじめに】

 日の出の太陽のような鮮やかなオレンジ色の卵黄が特徴の『日の出たまご』は、箱根のミネラル分を豊富に含んだ赤土に坪当り16〜17羽と非常に薄い状態で平飼いされている。
 日の出たまごを特徴付ける要素の一つに、畜産用混合飼料『BMエルド』がある。「BMエルドを20年以上使っているが、鶏舎に嫌な臭いが全くなく、またハエが一切いない。BMエルドは糞便中のたんぱく質と窒素の分解率が違うので、ハエが寄り付かない。消費者に胸を張って見せられる鶏舎だと自負している。鶏でもブタでおやはり畜舎が臭ければ、そこでできる生産物にも臭みがある。特に豚肉では顕著にあわられると思う。岡部産業のように60年間土壌菌で本物を作り続けているところは少ない。そういう点で非常に信頼している」と語る。
 さらに「おいしい卵を生産するためには非常にきれいな水を与える事が重要。給水器について試行錯誤を繰り返し、行き着いたのがどいつのルービン社製の給水器。夏でも産卵率が落ちず、生涯平均の産卵率は80%を超える」とのこと。
 また、日の出たまご以外にも名古屋コーチンなどを飼養し、さらには烏骨鶏の酢卵を原料としたカプセル等の加工品の販売も行っている。

  【卵専門店「たまごや」での販売】
 三島市内の「伊豆・村の駅」では地産の農畜産物の販売を行っており、卵専門店「たまごや」での販売も非常に好調で、昨年の売上は一昨年に比べ倍増したという。「たまごや」には日の出たまごを使った洋菓子が販売されているほか、レストランも併設されており、親子丼やオムライスを提供している。今年の7月からは栃木のアウトレットモールでの販売を開始し、こちらも同様に好調だという。
 今後の展開について金子社長は「鳥インフルエンザの問題があるので、野鳥対策と危険分散という意味で、鶏舎を分散させていく予定だ。鳥インフルエンザ対策としては最もポピュラーなウィンドウレス鶏舎ではやはり健康な卵はとれないと私は考える。鶏舎にはパンチングメタルを使用し野鳥対策をしている。傾斜が清潔に保たれていれば野鳥は来ない」とし、「富士屋ホテル(創業130年を誇る箱根の老舗ホテル)で商品のプレゼンをして以来、FAXなどでの注文も増え、売り先には全く困っていない。 

農場分散の際にはある程度の増羽も考えている。ただ、ホテルとの都引きがはじまると定量を確実に入れなくてはならなくなる。今後も質を落とさないように良いものを生産していく。ゆくゆくはインターネットを通じた通販も始めて行きたい」と語る。
 「これからの小規模養鶏は付加価値を付けて利益率の高い経営をしていかなければ生き残れない。そのためには、本物を作り続けることが重要だ。一回きりのお客さんではなく、継続して卵を買ってもらうには、食べてわかる本物が必要だと思う。卵を拾いに鶏舎に入った時に、自分で卵かけごはんが食べないなと思えるような卵を作っていかなくてはならない。日本の養鶏業界は、小さい規模のところはやめざるを得ない。そういった中で鶏糞の販売までこなす循環型農業のシステムをモデルとして示していきたい」と、金子社長は自身のあり方を見据えている。




  


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